使い方
性別、満年齢、身長、体重を入力し、日常生活に近い身体活動レベルを選んで「計算する」を押します。数値は全角数字やカンマにも対応しています。
基礎代謝とは
基礎代謝量は、覚醒状態で必要な最小限のエネルギーです。早朝の空腹時に快適な環境で安静に横たわって測定する量で、このツールの計算値は実測値ではありません。
計算式と適用範囲
以下は日本人の食事摂取基準(2025年版)表2・表3に基づきます。W=体重(kg)、H=身長(cm)、A=年齢(歳)です。
- 基準値法:性別・年齢区分の基礎代謝基準値×入力体重。
- 国立健康・栄養研究所の式(Ganpule式):男性(0.0481×W+0.0234×H−0.0138×A−0.4235)×1,000÷4.186。女性は最後の定数を0.9708に置き換えます。報告書では対象年齢が20〜74歳(妥当性が確認されている年齢幅は18〜79歳)とされています。このツールでは18〜79歳で表示し、それ以外は適用範囲外とします。
- ハリス・ベネディクト原式:男性66.4730+13.7516×W+5.0033×H−6.7550×A、女性655.0955+9.5634×W+1.8496×H−4.6756×A。海外の式の参考値です。報告書に年齢範囲の指定はなく、このツールでは18歳以上で表示します。
1日の目安は基礎代謝量×身体活動レベルです。このツールでは国立健康・栄養研究所の式を使い、その適用範囲外では基準値法に切り替えます。公式の参考表は参照体重を使った値なので、入力体重による計算とは一致しないことがあります。
基礎代謝基準値の表
日本人の食事摂取基準(2025年版)表3。基準値の単位はkcal/kg/日、参照体重はkg、基礎代謝量はkcal/日です。
表は横にスクロールできます。
| 年齢 | 男性 基準値 | 男性 参照体重 | 男性 基礎代謝量 | 女性 基準値 | 女性 参照体重 | 女性 基礎代謝量 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1〜2歳 | 61.0 | 11.5 | 700 | 59.7 | 11.0 | 660 |
| 3〜5歳 | 54.8 | 16.5 | 900 | 52.2 | 16.1 | 840 |
| 6〜7歳 | 44.3 | 22.2 | 980 | 41.9 | 21.9 | 920 |
| 8〜9歳 | 40.8 | 28.0 | 1,140 | 38.3 | 27.4 | 1,050 |
| 10〜11歳 | 37.4 | 35.6 | 1,330 | 34.8 | 36.3 | 1,260 |
| 12〜14歳 | 31.0 | 49.0 | 1,520 | 29.6 | 47.5 | 1,410 |
| 15〜17歳 | 27.0 | 59.7 | 1,610 | 25.3 | 51.9 | 1,310 |
| 18〜29歳 | 23.7 | 63.0 | 1,490 | 22.1 | 51.0 | 1,130 |
| 30〜49歳 | 22.5 | 70.0 | 1,570 | 21.9 | 53.3 | 1,170 |
| 50〜64歳 | 21.8 | 69.1 | 1,510 | 20.7 | 54.0 | 1,120 |
| 65〜74歳 | 21.6 | 64.4 | 1,390 | 20.7 | 52.6 | 1,090 |
| 75歳以上 | 21.5 | 61.0 | 1,310 | 20.7 | 49.3 | 1,020 |
表の基礎代謝量は公表値です。男性30〜49歳は公表値1,570kcal/日、基準値22.5×参照体重70.0kgの計算値は1,575kcal/日です。ツールの計算では入力体重を掛けています。
身体活動レベルの表
2025年版・表4(男女共通)。「―」は値が設定されていない区分です。
| 年齢 | 低い | ふつう | 高い |
|---|---|---|---|
| 1〜2歳 | ― | 1.35 | ― |
| 3〜5歳 | ― | 1.45 | ― |
| 6〜7歳 | 1.35 | 1.55 | 1.75 |
| 8〜9歳 | 1.40 | 1.60 | 1.80 |
| 10〜11歳 | 1.45 | 1.65 | 1.85 |
| 12〜14歳 | 1.50 | 1.70 | 1.90 |
| 15〜17歳 | 1.55 | 1.75 | 1.95 |
| 18〜29歳 | 1.50 | 1.75 | 2.00 |
| 30〜49歳 | 1.50 | 1.75 | 2.00 |
| 50〜64歳 | 1.50 | 1.75 | 2.00 |
| 65〜74歳 | 1.50 | 1.70 | 1.90 |
| 75歳以上 | 1.40 | 1.70 | ― |
成人の代表例(表5):低い=生活の大部分が座位で静的な活動が中心。ふつう=座位中心の仕事に、移動・立位作業・接客・通勤や買い物の歩行・家事・軽いスポーツのいずれかを含む。高い=移動や立位の多い仕事、または余暇の活発な運動習慣がある場合。75歳以上の「ふつう」は自立している方、「低い」は自宅にいてほとんど外出しない方に相当します。
妊婦・授乳婦の付加量(参考)
2025年版・参考表2。計算結果には加算しません。
| 区分 | 付加量(kcal/日) |
|---|---|
| 妊婦・初期 | 50 |
| 妊婦・中期 | 250 |
| 妊婦・後期 | 450 |
| 授乳婦 | 350 |
妊娠中は体格、体重増加量、胎児の発育状況の評価が必要です。この表だけで個別の必要量は決まりません。
注意と対象外
食事摂取基準では、1日の推定エネルギー必要量について、推定方法によって100〜200kcal程度の差がみられ、その程度の誤差はあり得ると説明されています。性別、年齢、身長、体重、身体活動レベルが同じでも個人差があり、体組成によっても異なります。参照体重から大きく離れる場合には注意が必要です。
食事摂取基準では、エネルギーの過不足の判定や管理には推定エネルギー必要量ではなく、体重の変化(1回しか測れない場合は肥満度などの体格指数)を用いることが望ましいと説明されています。このページでは過不足や健康状態を判定しません。疾病がある方の摂取量設定、妊娠・授乳中の個別計算は対象外です。小児の必要量には成長分が別に必要なので、18歳未満の1日の必要量は表示しません。
身長と体重の関係はBMI計算でも確認できます。
このツールは診断や医療上の判断の代わりにはなりません。気になることがあるときは医師・管理栄養士などに相談してください。
よくある質問
基礎代謝量と必要カロリーはどう違いますか?
基礎代謝量は覚醒状態で必要な最小限のエネルギーです。1日のエネルギー必要量には身体活動なども関係します。
計算式によって結果が違うのはなぜですか?
基準値や推定式の作り方が異なるためです。食事摂取基準では、1日の推定エネルギー必要量について、推定方法によって100〜200kcal程度の差がみられ、その程度の誤差はあり得ると説明されています。
18歳未満でも計算できますか?
基準値と体重による基礎代謝量だけを表示します。成長に必要な付加量を含めていないため、1日の必要量は計算しません。
75歳以上の身体活動レベルは?
2025年版の表では「低い」と「ふつう」のみです。「高い」の値は設定されていません。
妊娠中や授乳中の必要量も分かりますか?
この計算には妊婦・授乳婦の付加量を含めていません。参考表を掲載していますが、個別の必要量や摂取量を決めるものではありません。
参考資料
厚生労働省・日本人の食事摂取基準(2025年版)/エネルギー章(表2〜5・参考表2)
最終確認日:2026年10月11日